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【バスケットボール・プレシーズンマッチ】島根VS広島 中国地方の直接対決を取材

広島ドラゴンフライズは広島サンプラザホールを、島根スサノオマジックは松江市総合体育館をホームアリーナとして、日本の男子プロバスケットボールのトップリーグである「B.LEAGUE(Bリーグ)」にともに参戦しているプロバスケットボールチームです。

今回は、2019-20シーズンの戦いを占う、両者のプレシーズンマッチにお伺いし、チームが目指すバスケットボール、選手の意気込み、そしてブースターのとても熱い声を聴くことができました。リアルな選手や運営側、そしてブースターの生の声をお届けすることにより、広島ドラゴンフライズ、島根スサノオマジックの魅力に迫ります。

*この記事は、2019年9月1日(日)に取材したものです。

広島ドラゴンフライズと島根スサノオマジック。B2西地区に所属する広島ドラゴンフライズとB1西地区に所属する島根スサノオマジックは、本来なら、今シーズンに限ってはリーグ戦の中で戦うことがないだけに、今季のスタートダッシュを占う、中国地方のブースターにとってはとても関心の高い試合でした。

試合は、広島ドラゴンフライズの本拠地、広島県ですが、三次市の広島県立みよし公園アリーナで行われました。開幕直前の貴重なプレシーズンマッチ。ホームに因縁のライバルである島根スサノオマジックを迎えたこの試合は、観るものを飽きさせない、ずっと緊張感の続くシーソーゲームでした。最終的な結果は、〇広島69-64島根●となりました。

【主なスタッツ】

◎広島ドラゴンフライズ

◆得点

#1トーマス・ケネディ選手    15点

#8グレゴリー・エチェニケ選手  12点

#3岡本飛竜選手        10点

 

◎島根スサノオマジック

◆得点

#4ロバート・カーター選手    23点

#41ブライアン・クウェリ選手   10点

 

この試合を通じて、多くの関係者、ブースターの声を聴かせていただきましたので、

貴重なその声を皆さまにお届けします。

●浦 伸嘉さん(株式会社広島ドラゴンフライズ 代表取締役社長)

Q.あらたにチーム編成が変わりますけれども、今回この新しい2019-20年のシーズンで、チームのここを見てほしい、ここに注目してほしいのはどんなところでしょう?
浦社長:
それぞれ、個人、力のある選手を獲得できたと思っているんですね補強できました。ですが、お互いを生かすためには、やっぱりチームプレイというか、チームのルールをいかに順守して遂行していくところがポイントになります。ただただ得点を取っているだけではいけない。今日の試合もそういうシーンありました。いかにパスをお互いで回していくかが大事です。一回のオフェンスに対してのパスの回数なんかを見ていただければ。ボールがいろんな回れば回るほどいいプレーに繋がります。パスの回数なんかを見ていただけると非常におもしろいんじゃないかなと思っております。

Q.悲願のB1昇格に向けて、一番ポイントなるのは、どのようなことでしょうか。
浦社長:
今シーズンレギュラーシーズンが60試合あり、プレーオフは8チームが出場できます。なので今日のプレシーズン、アーリーカップも入れるとシーズン終わるまでに70試合以上になるかもと想定してます。この9月から来年5月までの期間で70試合は結構タフなシーズンになるので、最後の最後にいかにコンディションを上げていくところがポイントになります。一試合一試合の結果で一喜一憂せず、中盤戦から後半戦にかけていかにいい位置にいるか、前半戦はやっぱりけがなくチームプレーの精度を上げていく期間と思います。前半戦勝っても負けてもぶれずに、終盤に照準を合わすが重要です。長い目で皆さまに見ていただきながら、最後に勝利をつかみ皆さまと喜びたいなと思っています。

Q.特に期待されている選手、という方はいますか?
浦社長:
広島は、ずっと朝山と田中が引っ張ってきていると思いますし、朝山は非常に精度の高いプレーをしてますので、いかに朝山に楽にシュートを打たせるかが一つのポイントになってくると思います。そのためには、今回島根からグレゴリー・エチェニケ選手を獲得できましたが、インサイドですごく起点になれると思いますし、B2の中でのナンバーワンガードといっても過言ではない古野選手が加入してますから、ガードとインサイドのところが非常に安定すれば、シュートも生きてきますし、ディフェンスがシューターを意識すればするほど、古野選手、エチェニケ選手、ジャマリ・トレイラー選手のインサイド陣も得点が伸びていくのではないかと思います。
朝山選手もそうですけども、トーマス・ケネディ選手も外からシュートがあるので、中と外のバランスが重要です。ポイントガードとインサイドが調整役になると思いますが、そこが機能すればするほど、誰でも得点が取れるようなバスケットができるのではないかと期待しています。

Qスポコラファイブは競技団体18チームの応援を全体でやっていこうというプロジェクトなんですが、中国地方全体に散らばっている広島ドラゴンフライズのファンに向けてひと言。
広島が中心であるっていうことは、広島から積極的にスポーツの力で地域と県を盛り上げていけばいくほど、中国地方の活性化に貢献でいるのではないかと考えております。広島には「広島カープ」というすばらしい球団がありますし、「サンフレッチェ広島」というサッカークラブもあります。われわれ広島ドラゴンフライズは広島にあるというふうに知っていただくことを目指しバスケットに取り組んでいきたいです。
同じ中国地方として、広島と島根がバスケットでライバル関係になればなるほど盛り上がってから、お互いにリスペクトしながら、最大のライバルとして、勝敗ももそうですが、フロントとしても切磋琢磨していいクラブになってまいりたいなと思います。

●島根スサノオマジック 阿部 諒選手

Q.今日は大活躍でしたが、ご自身の中で今日のプレーを振り返られて、自分の中でよかったな、というところと、逆に課題だなって感じられたところってありましたか?
阿部選手:
自分の強みは球際の強さやリバウンドへの執着心なのですが、そこを負けずにできたことが今日は良かったところです。
ただディフェンス面で何度かミスがあったのでしっかりと改善していきたいです。

Q.これからシーズンが始まりますが、個人の阿部選手の目標として、チームの中でどういうふうな役割を担いたいとお考えですか。
阿部選手:
自分はチームの中で若手ですが、若い力をどんどん発揮してベテラン選手を脅かすような、そんな勢いをもたらすことができたらいいなと思います。

Q.ご自身の中で、一番得意なプレーはありますか。
阿部選手:
やはり今日の試合のようなルーズボールやリバウンドといった泥臭いプレーですね。

Q.新しいチーム編成になりましたが、今の島根スサノオマジックの強さ、魅力について、阿部選手がファンの方にアピールされるとしたら?
阿部選手:
今日も試合を見ていて感じたのですが、どんな局面でもチーム、スタッフ、ブースターが「島根一丸」となって戦っていることが島根の最大の魅力と強みだと思います。

Q.ファンの方々にこれから新シーズンになるにあたって抱負をひと言お願いします。
阿部選手:
厳しい戦いになると思いますけれど、一勝でも多く勝てるように自分も一日一日成長していけるように頑張ります。

●広島ドラゴンフライズ 小澤 智将選手

Q.今日はまず小澤選手ご自身のプレーをご自身で見て、自分の力が出せたというところがあれば。
小澤選手:
自分の場合、少ないチャンスでシュートを打つ。そこで最初の一本を決めきれたのはよかったんですけれど、その次のタイミングでシュートをフェアボールしてしまいまいした。飛竜さんほどは目立ってないですけど、ディフェンスはある程度自分の中でできたかなと思っています。また少ないプレータイムでシュートも少ないチャンスで決めきれたのは良かったと思います。今日一番自分がだめだったなと思うのはターンオーバーの部分で。パスミス二本してしまって、少ない時間でターンオーバー二つしてしまったことですね。

Q.今期いよいよB2からB1という悲願ですけれど、B1に上がっていくために、ご自身として、そのあとチームとして、それぞれ必要となるテーマというか課題があれば。
小澤選手:
やっぱりディフェンスの部分が一番重要だと思うんですよ。B1トップチームで勝ってるチームは、ほとんどがアルバルク東京だったり宇都宮ブレックスだったりは、ディフェンスが良くて、相手が60点台のゲームでやってるんです。オフェンスは、正直シュートが入らなくてもある程度は取れると思うんです。だからどこまでみんなでステップアップして、どれだけいいディフェンスができるかが鍵になってくると思います。チームで組織的なディフェンスをしっかり突き詰めてやっていくことでB1につながるんじゃないかと思います。

Q.攻撃力に関しては磨かれているけれど、ディフェンスをどれだけブラッシュアップできるかということですか。
小澤選手:
そうですね。ひとりひとり個人能力高い人いるんで。どこからでもシュート狙えますし。全員でチームとしてのディフェンスができるかが鍵です。チームとしてどれだけ機能するかっていうのが今シーズン、個が強いのでチームとして高めていくことがB1につながるんじゃないかなと思っています。

Q.広島ドラゴンフライズを本当に心から愛しているファンの方に対して、小澤選手からのメッセージを次の日に向けていただけるとうれしいです。
今日もファンの皆さまのご声援のおかげで勝てたと思いますし、それに応えようっていう、こちらも頑張ろうっていう気持ちにもなるんで、またこれからも応援よろしくお願いします。頑張ります。

■試合観戦に来ていたファンの皆様の声の一部を紹介します。

ーーーー広島ドラゴンフライズファンーーーー

(ドラフラの魅力)
広島には、カープだとか他にもいろいろプロのサンフレッチェだとかチームあるんですけども、すごくドラフラは選手とファンが近いってところが一番の魅力かなと思います。地元密着っていうところです。

(好きな選手)岡本飛竜選手です。
はい。もう、熱いところです。一対一に強いというか、ボールに向けての心意気。熱いところです。

(ドラフラを好きな理由)
広島、地元のチームっていうのもありますから、バスケを期待してる人間からするとドラゴンフライズというのは非常に魅力があるということです。
(好きな選手)朝山正悟選手です。
期待したところでスリーポイントを決めてくれる、かっこいい姿勢のある選手です。

ーーーー島根スサノオマジックファンーーーー

(スサマジを好きな理由)
地域に密着していて、常に全員が一生懸命。アウェイに行ってベンチを離れる時には、エースでもどんな選手でも荷物を片付けて、自分たちのベンチをきれいにしてから帰るとか。そういったこともきちんとできるチームだと思います。
(好きな選手)32番の安部潤選手
32番というのが、島根県の県の番号で、それを昔からずっと背中に背負って戦っている男ですので、島根に帰ってきてきっと頑張って活躍してくれると思っています。

(スサマジを好きな理由)
チームとしていつも一生懸命に試合に向きあっていて、負けてる時期とかもあっても、常に前向きにヘッドコーチのもとに皆さんが頑張ってるっていうそのひたむきなところがすごく毎回いいなと思っていて応援してます。
(好きな選手)後藤 翔平選手
苦しいときからもずっとチームで頑張っているし、常にファンとかにもブースターとかにも笑顔で接してくれるので、元気もらってます。

バスケは人に元気を与える!

取材を通じて、チームもファンも本当にバスケットボールを愛しているんだな!
と素直にバスケ愛に感動した日でした。
B1もB2もシーズンが始まり、両者それぞれの試合から目が話せられない日々が続きますね!
スポコラファイブは広島ドラゴンフライズも島根スサノオマジックも心から応援しています!
来シーズンは両チームがB1で戦う姿をぜひ見たいですね!